~領土・従軍慰安婦問題がよくわかる~
◆講師:千坂純 氏
日本平和委員会事務局長
◆主催:大阪平和委員会
(案内ビラーPDF)
2日目、青年のつどいに参加。語り部の岩佐さんから当時の生々しい話、これからの草の根運動のあり方など様々なお話をお聞きました。今も昔も変わらない国の責任問題、声を政府に伝えて行くこれからの運動…「前向きにやらなくちゃ」と勇気をいただきました。
「核と闘っているということは素晴らしい人生だよ」。今、自分が広島にきていることに、新たな意味が見出された気がします。
青年・西川あかねさんのレポート
広島で何が起きたかは誰もが知っていますが、それを見たり聞いたりしないと次第にマヒして、仕方ない戦争もあるのでは…などという考えも出てくると思います。資料館では目を背けた
くなる様な展示がたくさんありましたが、これが実際に起こったことだということを忘れてはいけないと感じました。また野田首相が平和記念式典で、最後に申し訳程度に「中長期的に国民が安心できるエネルギーへ…」とやんわり言ったのに腹が立ちました。広島の被爆者も福島の被曝者もこれからずっと苦しんでいくことになるのに、核兵器と核エネルギーを関係ない物として見ている感じがして、分かってないなぁと感じました。
上羽事務局長のレポート
今回の大会では、アメリカ代表アンナ・ラッセルさん(18歳)が狭い我が家に3日間滞在しました。その後は、8月1日から9日まで政府代表、特にマズラン軍縮大使(マレーシア)の大会会場への送り迎えなどをしました。
5月のウィーンでのNPT再検討会議準備委員会に要請代表団の1人として参加した縁から広がった今回の国際交流、忘れがたき日々の連続でした。
米国は、欠陥機オスプレイ(12機)の岩国での試験飛行と沖縄・普天間基地への本格的な配備を狙っています。
これに対し7月22日(日)岩国市で1,100名の参加で緊急市民集会が開かれ、大阪平和委員会からも青年2名(写真)を含む4名が参加しました。
岩国集会に参加して
前日、芸北町(現北広島市)を訪ね、ブラウンルートやエリア567での米軍による低空飛行の実態調査に参加。オスプレイの低空飛行訓練計画が大問題になる前から行われていた米軍の訓練は、マスコミがあまり取り上げてこなかったのが実態。オスプレイは現在発表されている6ルート以外に前述の2ルートを含め8ルートで訓練する計画。ブラウンルートに当たる芸北町は本当に静かな山間にある。こんな所を米軍機が低空飛行するなんて想像しくいが、事実なのです。今は退職されたが、町役場に勤めていた女性が仕事として米軍機飛行の記録係りを担当。いつどこに現れるかも知れない米軍機に面食っていたが慣れると大体、爆音で機種が分かるようになる。夜間飛行の爆音に驚くことも。突然頭の後ろから飛び出したり、グルグル同じ場所を旋回したり、本当に大変だったとバスに同乗して生々しい話をされました。
また2004年8月に沖縄国際大学にCH―46輸送ヘリが墜落事故を起こして、大惨事寸前だったことは記憶に新しいですが、沖国大事故の4カ月前に同じ機種の飛行機が、この芸北町の川に墜落していたことをはじめて聞いてびっくり。またブラウンルートでは昨年、岡山で低空飛行中の米軍機の大きな風圧の影響で民家の土蔵が崩壊する事故が発生。高知から和歌山、奈良方面に当たるオレンジルートでも事故はありました。高知の早明浦(さめうら)ダムに米軍機が墜落しましたし、奈良県十津川では林業用のワイヤを切断する事故も起きています。今のCH型輸送機の事故も多いけれど、オスプレイに変更され、実際に訓練に使われるとどれだけ事故が増えるか予測できません。絶対に止めなければなりません。「日本の国内で勝手気ままに訓練するな。日本はアメリカの植民地か!」と言いたくなります。米軍機の事故は原発事故と同じで、事故を小さく見せたり、事故を隠したり、事故報告書の改ざんを強要したりしています。それに野田首相は「アメリカにああやこうやと言えるものではない」とアメリカいいなりを自ら認める発言をしています。
岩国の集会にはヘリパッド建設反対で座り込みを続ける沖縄の高江からも参加され、オスプレイ配備反対の声は国民的世論となっています。いくら森本防衛大臣がオスプレイに試乗して「快適な飛行だった」といっても、事故がなくなるわけではありません。やはり不平等性がはっきりした日米安保条約をなくす運動を今こそ大きくすることが大事だと痛感しました。前日に低空飛行の実態を知ることが出来たのは私には大きな収穫でした。
(八尾平和委員会・奥村正憲)
日時:9月16日(日)
会場:エル大阪708号室
主催:安保破棄・諸要求貫徹大阪実行委員会
大阪平和委員会
関西共同行動
(案内ビラ 表・裏の2面-PDFファイル)
《目的》
①「平和学校」の取り組みを広げるために、講師養成も兼ねた「関西平和学校」を開催します 。
② 平和大会をはじめとする秋の運動の意思統一を行います。
③ 次期大会までの、18,000人の仲間づくり、秋の平和新聞2000号記念を節目にした14,000部の読者づくりの意思統一をすすめます。
《日時》
9月17日(月・祝日)
午後1:00時~5:00時
《場所》
たかつガーデン八階(大阪市天王寺区東高津7・11)
《次第》
午後 1:00 開会
平和学校、質疑・休憩
3:00 秋の運動と仲間づくりの提案、質疑、討論、交流
5:00 終了 (後、親睦会)
《規模》100人 《参加費》 1人300円
《親睦会》 懇親会費は3,500円程度
*グアムから代表の方があいさつに来られます。
《3、橋下「大阪維新の会」の言動、政策の問題点》
■岩国市での艦載機移駐反対の住民投票否定発言
橋下知事(当時08年1月)は「防衛政策に自治体が異議を差し挟むべきではない。」と住民投票を否定する発言をした。それに対し井原岩国市長(当時)は、「主権者である市民、国民が国政にものを言うのは当然」と反論している。
住民投票はすでにその前に行われており、神奈川県厚木基地から空母艦載機部隊を岩国基地に移す計画に対する賛否を問い「反対」が87.4%だった。
なお大阪市議会では、関西電力の筆頭株主である大阪市で関電が持つ原発の稼動の是非を問う原発住民投票を求める請願が、最大会派の維新と自公の反対で否決した。
橋下市長は「脱原発の方向に進んでいる。5億円かけてやる必要がない。」と述べた。(「朝日」本年3月28日付)
橋下「大阪維新の会」は「民意」を恐れているようだ。