今年の日本平和大会は11月15日~17日(金~日)山口県岩国市で開催されます。空母艦載部隊の移転をはじめ大増強が計画されている米軍岩国基地調査も併せて実施されます。
〈 重要な時期の開催 〉
沖縄県仲井眞知事は「11月から来年1月にかけて」辺野古新基地建設に向け公有水面埋め立て申請の許可をする可能性があると言われています。また年が改まれば辺野古新基地の行方を左右する名護市長選挙(1月19日投票)が行われます。こうした重要な時期での日本平和大会開催です。
〈 大阪で準備会発足 〉
大阪では9月6日、「日本平和
大会大阪準備会」が大阪安保実行
委員会、大阪原水協、大阪平和委員会の代表が出席し開かれました。準備会では、次の点が確認されました。
①大阪の参加目標は40名とする。
②学習パンフレット「憲法活かし平和なアジアを!」を千部以上普及し学習に活用する。
③10月1日(火)に大阪実行委員会を結成し、①と②の目標を達成する意思の統一を行う。
〈 民主団体・労組へ要請 〉
12日に、大阪安保の植田事務局長、大阪平和委東田副理事長と上羽事務局長の3名が大阪労連や民医連など民主団体・労組を回り大阪実行委員会の結成会議への参加と学習パンフ活用・普及の要請を行いました。
オスプレイが10月上旬滋賀県あいば野演習場での日米合同訓練に、下旬には高知県の日米共同統合防災演習に参加する計画が浮上しています。
あいば野では上空で停止したオ
スプレイから自衛隊員がロープで降下するという市街地戦闘訓練が行われる予定です。
高知では、日本の航空法では飛ぶことが禁止さているオスプレイが「防災」の名でわが物顔で飛ぶことになります。
安倍政権は、「沖縄の負担軽減」という美名のもとにこうした訓練を全国に拡大しようとしています。
この動きを許さないため次の取り組みを行います。
①あいば野集会の成功
日時 10月6日(日)午後2時
場所 高島市今津町住吉公園
JR湖西線今津駅前 ※集会後デモあり
②集会ポスターの張り出し
9月18日(水)午前、大阪平和委員会は、近畿各県の安保破棄実行委員会や平和委員会の仲間とともに大阪市内の近畿中部防衛局と米領事館に対し、オスプレイ参加のあいば野日米合同訓練と経ヶ岬へのXバンドレーダ―基地設置を中止するよう要請しました。 参加は19名でした。
9月17日(火)大阪平和委員会事務局4人は、台風一過の秋晴れの下、15日の代わりに宣伝・署名行動を行いました。
この宣伝で「オスプレイの配備撤回・低空飛行訓練の中止を求める署名」が3筆集まりました。
田口理事長が、署名をしてくれた青年に「平和新聞を読んでくれたら、オスプレイ問題がわかりますよ」と訴えると、考えておきますと答えてくれました。
大阪平和委員会の青年たちはとても元気です。
8月2日(金)に「ノーモアヒバクシャ訴訟(原爆症認定訴訟)・近畿」での判決が出て、原告8人全員が認定され全面勝訴となりました。この裁判は青年会員の藤沢千夏さんが傍聴しました。
また、この判決のあと行われた「海外代表と語ろう・ピースインおおさか」には藤沢さんを含め4人の青年会員が参加し、原水爆禁止世界大会(8/7~9)に参加する海外代表、とくに同世代のマラヤ・ファブロスさん(フィリピン)と和やかに交流しました。
こうした活躍の原動力となっているのは、青年学生部・青年協議会が毎月10名を超える青年を集めて大阪平和委員会事務所で実施している「定例会」。
8月24日の定例会には15歳の中学生も含め12名の会員・未会員が寄り集まり、おやつを口に頬張りながら原水爆禁止世界大会・長崎、オスプレイ追加配備反対岩国集会(7/28)、京丹後・Xバンドレーダー反対集会(6/15)への参加報告の聞き取りやディベート「核兵器はなくせるか?なくせないか?」をしました。この定例会でも参加した未会員がひとり会員になってくれました。
安倍首相は、秋の臨時国会で秘密保全法案と国家安全保障会議(日本版NSC)の成立を狙っています。これは、いつでも戦争ができる国への布石で、戦前のように戦争に反対する団体・個人を監視下に置こうとするものです。
両法案については、平和新聞9月15日号2面と日本平和大会パンフ「憲法いかし平和なアジアを!」で詳述されています。
各基礎組織ではこの問題で学習、宣伝を強めましょう
「毎年、定期全国大会の時期が前大会比で云々と、少なくない都道府県で同じことを繰り返している。…一歩一歩前進していく運動体としては全く面目がない…」(畑田重夫さん 「平運」9月号より)
大阪平和委員会は、この畑田代表理事の指摘に学び、10月を「仲間づくりの月間」とし、25日の組織委員会と10月2日の常任理事会で具体化をはかります。
なお、大阪は、会員、平和新聞、平和運動の三つの指標のうち5月全国大会比で新聞が数部減っていますので、平和新聞読者の拡大を重点にしようと考えています。
旭区平和委員会は、9月15日先日発表されたピースおおさか展示リニューアル基本設計「中間報告」が、「加害の展示を撤去する内容となっており、大阪空襲の展示も充実方向が見えない。ピースおおさかの『設置理念』に戻れ」との要望をピースおおさかに出しました。
北区平和委員会は、9月5日(木)の夕、北区民商3階で「オスプレイを撤去させよう!」をテーマに学習会を開催しました。最初に、大住会長が「大阪では橋下・維新の会が八尾空港へのオスプレイ訓練受け入れを表明している。10月の滋賀県・あいば野日米合同演習にはオスプレイを導入する計画がすすめられている。京都では経ヶ岬に関西初の米軍基地となるXバンドレーダーが設置されようとしている。近畿でのオスプレイ配備・米軍基地強化反対の取り組みが重要なものとなっていることから、この学習会を開いた」とあいさつしました。
次にDVD「オスプレイを撤去させよう(改訂版)」(谷川眞企画/製作)を22分間観たあと、大阪平和委員会の上羽事務局長がオスプレイをなぜ撤去させなければならないかについて話しました。その後、質疑応答がなされました。
Q:「米軍はなぜオスプレイを日本に導入したいのか?」
A:「ひとつ目は、オスプレイは前任機CH46ヘリに比べ兵士や物資を速く多く遠くの戦場に送ることができるから(戦力の向上の面)。ふたつ目は、米国防予算の削減等で当初の900~1000機のオスプレイ調達目標が達成できていない。日本に導入しそれをバネに自衛隊への売り込みをはかりたいから(「死の商人」の経済的理由の面)。また、自衛隊にオスプレイを導入できれば米軍戦力の肩代わりにもなるから」
大阪平和委員会は、8月の理事会で維新の会の「都構想」による堺つぶしを許さないため、9月14日に原水協、非核の会ととともに市長選挙の支援に入ることを決定しました。
当日は、午前10時、近藤副会長をはじめとする8人(午後1人追加)が堺に集合。意思統一の後、7人が2隊にわかれ車で初芝の地域に桃太郎宣伝に、1人が電話による支持を広げる行動に参加しました。
午前と午後の桃太郎宣伝では「堺をつぶしたらあかん」と共鳴してくれる通行人も多く、ビラも沢山の市民が気持ちよく受け取ってくれました。この日計22隊が街角宣伝に出ましが、うち4隊が「平和関係隊」でした。
さらに大阪平和委員会は、17日(火)と19日(木)にJR阪和線浅香駅で午後6時30分から8時まで宣伝をしました。27日(金)にも同じ宣伝を実施する予定です。なお、17日は8人が参加。
大阪自治体労働組合総連合の大会が、13日大阪市内中央区で開催されました。大阪平和委員会から上羽事務局長が出席し紹介されました。大会の冒頭、大原委員長は、堺市長選は堺市の住民のいのちとくらしだけでなく、憲法と地方自治にとっても重要な意義があるとあいさつしました。
日本共産党辰巳孝太郎参議院議員や大阪自治労連顧問弁護士の来賓あいさつでは「大阪都構想は自治体つぶし・職員の削減で住民サービスの切捨てにほかならない」「地方自治体は小さければ小さいほどよい」ことが強調されました。