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とりくみ予定・新着など

◆「平和新聞」大阪版(2016年11月25日 2124号)

橋本敦名誉会長からの特別寄稿文

◆『戦火のベトナムに輝いた憲法九条』

ここに組織あり 総会・バスツアー・柿狩り交流

◆三年ぶりの堺平和委員会総会を15人で開催(10/30)
◆吹田平和委員会「舞鶴バスツアー」(11/13)
◆天王寺平和委員会 雨の中の「柿狩り」in 天理(11/8)

自衛隊スーダン派遣反対緊急宣伝行動(10/30)

◆上本町駅前で12人で行動~天王寺、生野各平和委員会からも多数の参加

沖縄担当大臣の差別発言擁護に抗議文提出

◆11月9日抗議文を同大臣に送付

大阪市包囲行動~地下鉄・市バス民営化を許さず市民の財産と足を守ろうと開催(11/15)

◆集会とデモに100人~大阪平和委員会からも3人参加~

福山功勝さんのヤンバル通信№6

◆「住民訴訟」と「再アセス要求」の顛末は?

《今月の言葉》

◆「与えられたチャンスを確実に」
「平和新聞」大阪版PDF版
 (8月号より掲載しています)
◆2124号大阪版(2016.11.25)
◆2122号大阪版(2016.11.5)
◆2119号大阪版(2016.9.25)
◆2116号大阪版(2016.8.25)
◆2114号大阪版(2016.7.25)
◆2111号大阪版(2016.6.25)
◆2109号大阪版(2016.5.25)
◆2104号大阪版(2016.3.25)
◆2101号大阪版(2016.2.25)
◆2098号大阪版(2016.1.25)
◆2097号大阪版(2015.12.25)
◆2094号大阪版(2015.11.25)
◆2092号大阪版(2015.10.25)


満席、感動の「平和のつどい」~大阪平和遺族会と共催(10月15日)

 内藤功弁護士と戦争遺児が伝えた戦争のリアル

11月南スーダンPKOに派遣される自衛隊に新任務付与の危険が迫る中、大阪平和委員会は、10月15日大阪市内で、侵略戦争を猛省し二度と戦争をする国にしない決意をあらたにしようと「平和のつどい」を大阪平和遺族会と共催しました。

 近藤理事長の開会挨拶に続き、内藤功弁護士(日本平和委員会代表理事)が「戦争体験と憲法の力」と題して講演。「軍人の生命は鴻毛より軽い戦争する国と生命、自由、幸福追求の権利が尊重される戦争しない国の違い」「戦争体験、とくに橿原にあった海軍経理学校に死を覚悟して入校した1945年3月から9月までのその詳細」「戦争しない国での再出発」と分けて話を進めました。「戦争体験と憲法を『武器』に安倍政権による戦争する国づくりを阻止しよう」、とくに若者には「世界情勢を知ることは自分を守ることになる」と呼びかけました。

 次に、戦没者遺児・中村誠さんの語り。「父は戦死。母は実家に帰らされ祖父と祖母に育てられた。小学校のとき『母の日』に母について何か書けと言われたときは先生をうらんだ……」などと語りました。

 続いて、戦没者遺児・佐野映子さんが自作の詩「父へ」を朗読。その後ケイ・シュガーさんが佐野さんの詩に曲をつけ歌唱。会場は涙と大きな拍手につつまれました。
最後に、大阪平和遺族会の金崎佳子さんが閉会挨拶をしました。

会場は定員を超える105人と盛況だったうえに、つどい終了後4人の入会と1人の新聞購読の申し込みがありました。

   ≪参加者の感想≫  
◆「毎年このような集会を継続されていることに敬意を表します。 非常に勉強になり力づけられる集会でした」(宝塚・Nさん)

◆「佐野さんの思いとその前に話された中村さんの話が重なりました。幼子の運命を変える戦争…。ほんとに戦争はアカン」(Nさん)

◆「今からの戦争は私たちの責任という言葉よくわかりました」

日本平和大会」に大阪から20人参加(10月22日~23日)

日本平和大会 in 三沢  

紅葉の奥入瀬渓流も散策

 10月22~23日、青森県三沢市内で開かれた「日本平和大会」に全国から1500人(大阪からは20人)が参加しました。

 22日午後、参加者はバスに分乗し地元ガイドの案内でISへの空爆出撃拠点・三沢基地とその周辺を視察。基地の全体像に触れてから開会集会に臨みました。開会集会では、伊波洋一参議院議員(沖縄の風)、高橋千鶴子衆議院議員(日本共産党)、田名部匡代参議院議員(民進党)が列席。大きな拍手の中で連帯挨拶がありました。

 23日午前中は、国際交流シンポジウムも含めて10分科会に分かれて学習と交流。午後は、三沢市中央公園で集会後、「憲法を守りいかそう」「南スーダンから自衛隊員を撤退させよ」とコールしながら市内を練り歩きました。 

 地元紙・東奧日報(23日付)が「南スーダンに陸自派遣反対 三沢で日本平和大会」と大きく報道し、帰りの東海道新幹線車中でも電光掲示板に同趣旨の産経新聞ニュースが流されるなど全国注視の大会となりました。

 22日夜の夕食交流会では医療労組おおさかの参加者2人が会員・新聞読者となりました。

 なお、14人は大会前日に奥入瀬渓流を散策し、当日朝、遊覧船に乗り十和田湖畔の見事な紅葉を満喫しました。

旭区平和の会「結成15周年記念講演会」開催(10月8日)

 畑田氏講演に180人

 旭区平和の会は、10月8日会結成15周年を記念して畑田重夫・日本平和委員会顧問を招いて講演会が行われました。畑田顧問は安倍政権の復古的政治を告発し、「メディアを過信せず、自ら学び学びさらに学び、日常活動を進め世論と運動で情勢を変えよう」と呼びかけました。

   ≪参加者の感想≫  
「年齢を感じさせぬ訴えに気分がスカッとした」



今月の言葉―

「主語が『日本国民は』から『日本国は』に」

 「あたらしい憲法草案では、前文がそっくり書きなおされました。〈日本国は、長い歴史と固有の文化を持ち、国民統合の象徴である天皇を戴く国家であって、国民主権の下、立法、行政及び司法の三権分立に基づいて統治される〉 
 
 主語が『日本国民は』から『日本国は』に変わっています。これは国民を必要以上につけあがらせてはいけない、という考えによるものです」
 
(『あたらしい憲法草案のはなし』自爆連)


東大阪平和委員会総会に34人参加(10月9日)

東大阪平和委員会総会 盛大に

 最初に参加者は、上羽大阪平和委員会事務局長による「『戦争法』ではなく『憲法』で平和な世界と日本を」と題する報告に基づいて学習しました。

 次に、佐藤照見事務局長が議案の報告を行い、1年間の活動を振り返るとともに、向こう1年間の課題と方針を提起した後、討論に移りました。

 学習と討論では、東大阪が改憲に突き進むカルト集団「日本会議」の最大支部の拠点になっていること、東大阪の26の中学校では日本会議の宣伝チラシ化している「公民」教科書が使われていることなどが明らかになりました。総会の最後に、「日本会議」に負けない組織拡大など新年度方針を実行する斎藤孝義会長、2人の30代の世話人を含む役員9人が選出されました。

 大阪平和委からは片方副会長、らが参加し連帯挨拶しました。

大阪府警機動隊員の「土人」発言問題で府警に抗議(10月18日)

 「土人」発言に対し府警本部長に抗議文を提出

 ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設が進む米軍北部訓練場(沖縄県東村など)で警備活動に当たっていた大阪府警機動隊員が反対派住民に10月18日午前9時45分ごろ、「どこつかんどるんじゃ、ボケ。土人」と発言しました。
 この差別発言を受け、上羽事務局長は20日植田大阪安保事務局長、遠近大阪労連幹事とともに、大阪府警本部に行き本部長に以下の抗議文を提出しました。
 ―私たちは過日大阪府警本部長に「沖縄県は、知事、国会議員、県会議員はじめ多くの自治体議員が新たな基地建設に反対しており、県民は選挙を通して何度も基地建設に反対の意思を示しています。それにもかかわらず、国が一方的に強行するヘリパッド建設に大阪府警が手を貸すのは、他県の地方自治体を著しく侵害するものであり断じて許されるものではありません」と高江への大阪府警の機動隊派遣中止を申し入れしたところです。

今回の差別発言を受け、再度府警本部長に下記のことを強く求めます。

1.府警本部長として今回の府警機動隊員による差別発言について沖縄県民に謝罪すること。
2.沖縄県民の暮らしと自然を守る正当な活動を尊重し、差別発言をした隊員を含め派遣した機動隊を直ちに撤収させること。
3.沖縄県民の意思を尊重し、地方自治体への介入は行わないこと。


 この抗議文提出後、15団体28人が3人の報告集会を府警本部の側道でもちました。


―この知事にしてこの警官あり―
 また、翌朝府庁前で、自身のツイッターで差別発言を擁護する発言を行った松井府知事に対する抗議行動が200人の参加で行われました。

 なお、和泉平和委員会が、21日付で松井知事に小川会長名の抗議文を送付しました。

大阪平和委員会、天王寺平和委員会と一緒に上本町で宣伝行動(10月17日)

 沖縄連帯行動
上本町駅頭で実施
 

 大阪平和委員会は、天王寺平和委員会と一緒に10月17日昼、近鉄上本町駅頭で「沖縄連帯宣伝行動」を実施しました。

 近藤正理事長がマイクを握り「安倍政権は国土面積のわずか0・8%にすぎない沖縄に日本の米軍基地の73・8%を押しつけ、その上さらに住民の意思を無視して高江オスプイパッドの建設工事を強行するため大阪府など本土から機動隊員を投入している。高江から機動隊を撤収させよう」と訴えました。 

この行動では高江署名が14筆集まりました。


福井功勝さんの「ヤンバル通信」№5

先鋭化する阻止行動に大局観を

 連日100名近い参加者の座り込みが続いている高江のN1ゲート前。工事用車両の出入り口は、防衛局職員、民間警備会社のガードマンが24時間監視。

 付近の道路上には、県外から応援の機動隊の装甲車(通称かまぼこ)など警察車両が並んでいます。覆面パトやYナンバー(米軍人車両)の車も見かけます。ものものしい警戒網です。

 遅れている工事を期限までにやり遂げるため、自衛隊のヘリを使った「頭ごなし」の重機輸送。機動隊の装甲車に現場作業員を乗せて工事進捗の便宜を図るかと思えば、作業車の荷台に機動隊が乗って警備移動するというとんでもない光景が日ごと繰り広げられています。

 道路法、刑特法、刑訴法、刑法等々あらゆる法律は、政府にとってヘリパッドを造るためには、「法治国家」を「放置国家」と批判されようとどっちでもいいんだ、という開き直り。

 そこで民意を無視しアメリカ一辺倒の安倍内閣の金に糸目をつけない強権行動に対抗するため、何が何でもヘリパッドは造らせない!実力阻止だ!と闘いが先鋭化して行きます。その正義感、ひたむきな気持ちは皆同じです。

米軍北部訓練場にフェンスがないからと、ヘリパッド工事現場まで行って重機の前に座り込む「行動隊」有志が現れ、その行動に賛否の意見が出ます。

 しかし「権力の思う壺」が口を開けて待っています。私も何度かゲート前で機動隊の「ゴボウ抜き」を体験しましたが、彼らは巧妙に挑発します。見えない足元をける、脇の下をつつく。公務執行妨害で検挙する口実づくりを「実施」します。彼らの狙いは、世論を鎮静化させ、闘いに恐怖心を抱かすことに尽きます。それらの中で、いかに非暴力で合法的に闘ってゆくかの鍛錬が求められています。

 大局観をもった闘いを身につけねばなりません。挑発に乗らず、地元住民の暮らしを守り、平和を目指す真っ当な世論を作り上げて行く懸命な努力が求められているのです。