沖縄支援連帯行動相次ぐ
3・1ビキニデー全国集会 (2月28日~3月1日)
地域で多彩な催し、活動くりひろげる
今月の言葉―「憲法の初心に」
新会員の抱負・あいさつ
2月20日(金)~22日(日)「大阪青年沖縄ツアー」が18人の参加で実施されました。
青年たちは、21日(土)東村高江で伊佐真次東村議と一緒にヘリパッド基地建設阻止に向けた座り込みを行いました。
翌日はキャンプ・シュワブのゲート前での辺野古新基地建設工事中止を求める3500人集会に急遽参加しました。
このツアーは、青年たちが昨年から事前学習会を含め9回の実行委員会を重ねて自分たちで具体案を練り色々な集会でカンパを集め実現の運びとなったもので、3月18日(金)には21人を集めて報告会も行いました。
このツアーを通して1人が青年学生部に加入しました(裏面にその抱負記載)。
以下は、会員2人のツアー感想文です。
鈴木 久さん ○疑似体験しても、想像しても想像を絶する戦争。体験した人に話を聞いても言えないくらいの体験であったことを運動する中でわかってきた。知ったからには広める立場になりたいと思い、平和委員会青年学生部をつくり現在100人の仲間がいる。皆と来れてよかった、一緒に大阪でも運動をつくりたい。 吉田穂高さん ○沖縄に来て、一番感じたのは自然がきれい。そこには生活があるのに、生活とかけ離れたものが入り込んでいる理不尽さに「なんとかしないと!」と思った。沖縄でとどめないで、大阪で伝える活動を展開していきたい。 |
全国から51人が、中央安保の呼びかけにこたえ3月14日(土)から15日(日)にかけて辺野古と高江で座り込み行動に参加した。
14日―ボーリング調査が再開されたキャンプ・シュワブのゲート前に張られたブルーテント下での座り込み行動。午後2時から「新基地建設阻止」のプラカードを掲げて整然とミニデモ行進。午後3時からも同じ行動。デモとデモの間はちょっとした交流と文化のひととき。1週間の座り込みを終え本土に帰る青年が別れの挨拶をした後は別の青年のオカリナ演奏…。
次は工事現場を遠望できる「瀬だけの浜」へ。辺野古の海に浮かぶ立ち入り禁止区域を示すフロートを見ながら、大久保沖縄県平和委員会事務局長から工事状況の説明を聞く。「工事を直ちにやめよ」とみんなでシュプレヒコールを行いこの日の行動終了。
15日―ブロッコリーのような美しい森の中の高江ヘリパッドN1地区テントでの座り込み行動。伊佐真次東村議の妻育子さんから「この地区の2つのヘリパッドを建設するため、住民が座り込みを続ける県道70号線の路側帯を米軍専用に切り替え、仮処分を申請して住民排除をねらっていることもあり、毎晩泊り込んで監視を続けている」という苦労話を聞く。支援行動の強化を急がなければならないと感じる。
16日(月)―県庁で6人の沖縄県議団と懇談したあと安慶田副知事と面談。
渡久地修共産党県議団幹事長は「翁長知事が県民の意向を受けて辺野古ボーリング調査工事への抗議などアクションを起こすたびに安倍政権は海上保安官『海猿』の警備を強化するなど報復手段を講じてくる。それは彼らの焦りの表れだ」、「安倍政権は、新基地は沖縄の負担軽減のためと言っているが、実際は戦艦『大和』級の強襲揚陸艦ボノムリシャールが接岸できる巨大な基地ができる」と語る。また、「翁長県政の実現には、大阪の堺市長選で維新の候補者を落とすため革新が保守の候補者を応援し勝利した経験も生かされている」と大阪の運動を高く評価。
なお、大阪平和委からカンパと寄せ書きを現地に届けた。
3月1日(日)大阪安保主催でヤンバル統一連事務局長上野郁子さんを講師に招いた「沖縄連帯集会」が大正区で開かれました。参加者は110人。
名護市平和委員会の事務局長でもある上野さんは、昨年の県知事選挙をはじめとする一連の選挙で示された新基地建設反対の民意を踏みにじって、強行されているボーリング調査で巨大コンクリートブロックが辺野古の海に投入されサンゴが傷ついている様子を映像で告発しました。「辺野古と高江において圧倒的人数で整然と非暴力のたたかいをする人たちが増えることが必要」と訴えました。
講演のあと小谷みすず会員(府議予定候補)とこはら孝志会員(市議予定候補)が決意表明を行いました。
集会では「うるま御殿」が沖縄民謡と獅子舞を披露し講演の前座を務めました
2月28日(土)、3月1日(日)静岡県焼津市でビキニデー集会が開かれました。以下は青年協議会運営委員中村翔さんの「ビキニ事件と原水爆禁止運動を学ぼう」分科会参加報告です。
《広島型原爆の千倍もの威力をもつ水爆実験により第五福竜丸以外にも多くの船が被害にあっていた情報が隠されていたことなどを知りました。マーシャル諸島共和国のピーター・アンジャインさんが生活や文化も壊された当時の様子についてゲストスピーチしました。マーシャル政府は核兵器を保有しているとされる9カ国に対して早期に誠実な核軍縮交渉に取り組むよう提訴を行っており、「米国との関係が危うくなることはわかっているけれど、これは正しいことだと思っている」「元通りにすることはできないけれど、私たちにできることは他の誰の上にも繰り返さないこと」と話されたことが印象的でした。》
今月の言葉―「憲法の初心に」 |
2月22日(土)、天王寺平和委員会は第5回総会を22名の参加で開催。4月の一斉地方選挙に市会候補として出馬表明した会員の松永りつさんのフレッシュ挨拶をうけ、場内に支援の熱い拍手がわきおこりました。
第一部は、岩田幸雄さん(大阪原水協理事長)が今年のNPT再検討会議NY行動を前に「被爆70年、私たちの運動と核兵器廃絶の世界の流れ」について講演がありました。その後、地元天王寺でボランティア活動をしている小出さんと元さんによる「若者たち」「ともしび」などのギター・マンドリン演奏の音色にいやされ、平和のありがたさがこころにしみました。
第二部の総会では情勢、取り組み報告、会計・監査報告などを全員一致で確認しました。
3月2日(月)西淀川平和委員会は、薮田ゆきえさん(カジノ問題を考える大阪ネットワーク事務局長)を招いて「大阪に『カジノ』はいらへん」学習会(子育てネットと共催)を開き、36人の参加で成功させました。平和新聞や入会申込み書を配布したところ、受付を手伝った会員が新聞読者になりました。
次は中村事務局長の感想文。
《家族のギャンブル依存症をカミングアウトされた方の話もあり、つながりが広がった気がしました。》
福島原発事故から4年、3月8日(日)扇町公園で「さよなら原発関西アクション」が3500人の参加で実施されました。集会では、「原発推進へ逆戻りする電力会社と安倍政権の動きは断じて許せない」との集会決議を採択しました。
大阪平和委員会からは、小林徳子会長、近藤正理事長など多数の会員が参加しました。また、片方副会長が集会の司会を務め、青年学生部の会員がライブパフォーマンスに出演しました。
大阪平和委員会はブースを開設し、参加者に「集団的自衛権行使容認の閣議決定を撤回し、その法制化をやめることを求める」署名と「辺野古新基地建設工事の中止と世界一危険な普天間基地の撤去を求める」署名を訴え、前者は85筆、後者は80筆集まりました。「あたらしい憲法のはなし」も3部売れました。
また、この日のために特別編集した「大阪へいわ通信」が見学者に配られ、これを読んだ女性が会員・新聞読者に、もう1人女性が新聞読者になりました。
大阪憲法会議・共同センターは3月9日(月)午後5時からJR桃谷駅で府的宣伝行動を20人で実施しました。
この行動では、柴山のぼる会員(大阪市議予定候補)や小寺勲生野区平和委副会長が「憲法9条を生かして戦争のない道をえらぼう」と訴えました。
今回の沖縄ツアーで様々なことを見て、感じました。沖縄での事実を多くの人に知らせる。きちんと学んで伝える。そして基地の問題を自分たちの問題として考える人を広げたいと思います。命、人の尊厳、あらゆるものを壊し、奪う戦争は許せません。嫌です。自分の生き方として、平和運動を大切にしたいと思っている。多くの人と手を取り合って話せると思っています。だから平和委員会に希望を感じ、入会しました。
宮脇 達さん(生野)
こんにちは。新しく平和委員会に加入しました。年金生活者で、一コマ風刺マンガや花の絵を描いています。平和な生活を崩す「都構想」にマンガでたたかいます。