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とりくみ予定・新着など


◆「平和新聞」大阪版
(2015年12月25日 2097号)

《新年の決意》
創立60年新たな歴史へ

◆新春の決意
・大阪平和委員会理事長 近藤正さん
・西淀川・会長 穐久英明さん
・八尾・会長 丸山豊美さん
・東大阪・会長 斎藤孝義さん
・和泉・会長 小川和治さん
・旭区・会長 芦田一郎さん
・北区・事務局長 笹倉 玄さん

ドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」上映会開催

◆「ザ・思いやり」大反響!100人が鑑賞(大阪平和委主催 12月18日 吹田メイシアター)

大阪平和委員会主催「和歌山戦跡めぐりバスツアー」(12月25日)

◆大好評バスツアー 30人が参加
旅は道づれ、ふたり友増え

《沖縄連帯行動》 天王寺と共同

◆「戦争法の廃止と沖縄・米軍新基地建設の中止を求める宣伝行動」を天王寺平和委員会と共同で実施(12月15日 近鉄上本町駅前)
◆《天王寺 郷原美保子さん》
「怒りを持ち続ける」(投稿)

関西ブロック会議 大阪11人参加

◆戦争法を廃止し辺野古新基地建設を阻止する運動を強化し、その運動を支える組織強化を図る目的で開催(11月28日 神戸市内)

《今月の言葉》

◆「ハリウッド映画の影響」


「平和新聞」大阪版PDF版
 (8月号より掲載しています)
◆2086号大阪版(2015.8.25)
◆2092号大阪版(2015.10.25)
◆2094号大阪版(2015.11.25)
◆下記の要請文書を自民、公明両党と両党首に送付しました。

ウクライナへの軍事介入を中止せよ
大阪平和委員会-新春の決意
2016年新春
 創立60年新たな歴史へ

 《大阪平和委員会理事長 近藤 正》

憲法を守り世直しの年に
近藤会長 安倍暴走内閣は、戦争法や秘密保護法、原発再稼働、沖縄新基地建設の「強行」などなりふり構わず押し進めてきました。国民の反撃は深く広く、自発的自主的な草の根運動として「アベ政治は許さない」の声が全国に響き渡りました。9月19日の強行採決後もおさまることはありません。市民、団体、政党の一点共闘が発展し、「総がかり実行委員会」の呼びかけた2000万署名運動に結実しています。平和運動の基盤的組織である平和委員会が歴史的使命にふさわしい役割を果たしていこうではありませんか。今年、大阪平和委員会は 「大阪平和を守る会」を受け継ぎ、創立60周年を迎えます。先人の歩みを振り返り学び、新たな歴史を踏み出して行くチャンスです。

 戦争法をめぐるたたかいは待ったなしの状況。2000万署名運動も短期決戦です。知恵と力が必要です。沖縄からも目がはなせません。憲法を守り世直しの年にしましょう。
「激動の真っただ中で深呼吸」 正

《西淀川・会長 穐久英明》

 2015年は、今まで入れたことのない政党に一票を入れた記念すべき年。府知事、市長選で維新が勝つと、自民党は今まで反対した大阪府立大学と市立大学の併合なども賛成の立場に変わりました。勝ち馬に乗る事を競う状況が起こり、安倍政権が暴走しています。民主主義、平和を守るたたかいが、2016年は熾烈になります。戦争に進むと弱い立場の人は踏みにじられます。人権が守られません。今年も、西淀川の平和委員会は大きな声を上げていきたいと思います。

《八尾・会長 丸山豊美》

 新年明けましておめでとうございます。昨年は多くの国民の努力や頑張りが実らず口惜しい思いをしました。沖縄、原発、戦争法、基地などどれをとっても私たちの側に正義があることは事実です。私たち国民一人ひとりが平和について、身近なことから軍事費そして世界のことまで学び連帯して更に大きな力にしていきましょう。2016年を迎えるにあたり頑張る決意をあらたにして新年のあいさつとします。

《東大阪・会長 斎藤孝義》
ツアー成功で躍進の弾みを

 大阪平和委結成60周年にあたる節目の年でもある2016年は、東大阪平和委員会でも会員拡大で大いに貢献したいと思います。現在230名前後で推移していますが、何とか250名を突破したい。そのために独自の楽しいイベントも企画せねばと思っています。  

 とりあえず当面のイベントは日中友好協会や年金者組合と共催で、4月24・25日に長野県阿智村の満蒙開拓団記念館や岐阜の杉原千畝記念館を訪問します。絶対成功させて2016年躍進の弾みにしたいと思っています。

《和泉・会長 小川和治》

会員を増やして平和を守る運動をさらに大きく広げる年に
 昨年は戦後70年の節目の年にもかかわらず、平和憲法を踏みにじる「戦争法」が強行されてしまいました。しかし、国民の反対運動がかつてなく広がり、改憲の動きや維新の動きなどの危険な動きの中で、自民党政治に代わる国民連合政府への期待が急速に高まってきています。

 和泉市には信太山自衛隊基地と広大な演習場があり、毎日隊員が訓練しています。戦争法で自衛隊員が機関銃をもって海外で戦争することが現実のものとなろうとしているなかで、和泉市でも早急に具体化し、「2000万人署名」を成功させるために和泉市平和委員会としても頑張りたいと思います。

 また、和泉市平和委は結成して10年目を迎えます。会員を増やして平和を守る運動をさらに大きく広げなければと決意しています。

《旭区・会長 芦田一郎》
 戦争法廃止、新しい政治スタートの年に。宜野湾で勝って新基地建設阻止の流れつくる年に。安倍政権を退陣させる年に。平和の願いと運動で政治を動かす年に。

 旭区平和の会は、再建15周年記念行事「ザ、思いやり」上映に取り組み、安保廃棄の世論を広げます。昨年末のダブル選を経て橋下・松井両氏がそろって参議院選挙で憲法改悪の3分の2議席を唱えています。2000万署名と戦争法廃止の国民連合政府実現で、憲法改悪の野望を打ち砕きましょう。

《北区・事務局長 笹倉 玄》
切実さをもった、粘り強い運動を要としたい

 新年明けましておめでとうございます。本年は、昨年から引き続いて、私たちの平和運動が求められる大切な一年になりそうです。沖縄・辺野古新基地阻止の運動に身を挺してたたかう住民の方々の姿も然ることながら、戦争法に反対する連帯運動も多くの国民の心を動かすものだと感じます。そうした切実さをもった、粘り強い運動を要としたいと思います。そして、大住会長の一日も早いご回復を願い、新年の抱負とします。



ドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」上映会(大阪平和委主催)に100人が鑑賞(12月18日)

「ザ・思いやり」 大反響

 ドキュメンタリー映画「ザ・思いやり」上映会(大阪平和委主催)が12月18日(金)吹田市内で行われました。関西初上映と日米両政府「思いやり予算」の増額合意という条件がそろったこともあり100人の観客が詰めかけ、第2会場も使用するほどの盛況でした。

 観客は、米国市民リラン・バクレー監督が米軍への思いやり予算の実態を告発するため制作した作品を鑑賞した後、憲法9条の値打ちや映画制作、日本での日常生活上の苦労などについて監督の軽妙なトークに聞き入りました。

《感想文の一部です》
■「米国の方が作ったことが大変意義深いです」
■「『思いやり予算』のこと、金額は知っていましたが、それで建てられた施設etc.映像が示されてよくわかりました」
■「楽しいなかにも本質をついたおはなし、とてもうれしかったです」

なお、会場でひとりの女性から入会・新聞購読の申しこみがありました。
また、沖縄支援カンパが3万円余寄せられました。



「稲むらの火」館訪問、興国寺で平和の塔、紅葉など学習と行楽に30人が参加(12月6日開催)

 好評だった60周年プレ企画
大好評バスツアー

 旅は道づれ、ふたり友増え
 「稲むらの火の館では防災は自助努力だけではだめで、公助が大事であることを学んだ。行政が今後予想される東南海地震などへの防災対策を強めるよう働きかけていきたい」(寺戸月美・日本共産党大阪市議)

 こんな感想の出た大阪平和委員会主催「和歌山戦跡めぐりバスツアー」が12月6日(日)30人の参加で実施されました。

 最初に稲むらの火の館を訪問。3Dシアターで、津波襲来時には防災マップなどにとらわれず「てんでんこ」、自分の判断でできるだけ早く高いところに避難すべきだと知らせる映画と1854年の大津波の際稲むらの火を放ち、被災した村人を安全な場所に避難できるように誘導した濱口悟陵の足跡を伝える映画2本を鑑賞。次に悟陵らの築いた広村堤防前を後にして昼食場所・白崎青少年の家へ。次いで淡路島などを望むことができる日本の渚百景・白崎海洋公園へ。そこで人間魚雷「回天」基地跡を見た後は由良町内の特攻艇「震洋」基地跡をオプション見学。最後に興国寺前で平和の塔を見た後紅葉の見事な同寺を参詣しました。

 帰りの車中では、悲惨な戦争の実相に触れた後だけに戦争法廃止を求める2千万人署名運動への決意が口々に語られました。

 なお、天王寺から参加の女性1人から平和新聞購読、公害をなくす会から参加の男性1人から入会の申込みがありました。

稲むらの火の館前で記念撮影

近鉄上本町駅前で天王寺平和委員会といっしょに宣伝行動を実施(12月14日)

 「戦争法廃止・辺野古新基地建設反対」
宣伝行動

 大阪平和委員会は、12月14日(月)昼間、近鉄上本町駅前で沖縄連帯行動の一環として「戦争法の廃止と沖縄・米軍新基地建設の中止を求める宣伝行動」を天王寺平和委員会と共同で実施しました。8人の参加者は、通りを歩く人たちにハンドマイクとチラシで「沖縄・米軍新基地のごり押しをやめさせよう」、「戦争法を廃止し、立憲主義・民主主義を取り戻そう」と訴えました。

 「戦争法の廃止を求める署名」は、短時間で15筆集まりました。

 なお、大阪平和委員会では「戦争法の廃止を求める統一署名」(取り扱い=平和委員会名、カラー版)を2万枚取り寄せました。


《天王寺 郷原美保子さん》
ー怒りを持ち続ける

 昨年ほど平和について考えた年はありません。

 戦後生まれで物心ついた時には平和を当たり前と思い、両親に戦争の話を聞くと、怖いと言うより戦禍による町の破壊などなければどんなに素敵な町並みだったのかと思い描くことがありました。 

 仏壇に南方戦線で亡くなった父の2人の弟の遺影とおそらくその悲しみのなかで後を追うように亡くなった、今の私と同じ年の祖母の遺影がありました。そして、家のはずれの納屋に父の一番下の弟が戦時下、防空壕のなかで高熱が続きそのため精神を患い監禁されていたことを、戦後70年を経た今でも思い出すと涙が出て胸がしめつけられるのです。

 戦争は物だけでなく、人命も人の心も狂わせ奪っていく最大の愚かな行為です。二度とそのような体験をしてはいけない。させてはいけないです。亡国の道へ善良な若者たちを引っ張っていこうとしている勢力と最後の1人になってもたたかっていく怒りを持ち続けること、そういう覚悟を今しています。



戦争法を廃止し辺野古新基地建設を阻止する運動を強化し、その運動を支える組織強化を図る目的で関西ブロック会議開催(11月28日 神戸市内)

関西ブロック会議 大阪11人参加伝

   今年2回目の関西ブロック会議が11月28日神戸市内で関西6府県41人の参加で開催されました。

 この会議は、戦争法を廃止し辺野古新基地建設を阻止する運動を強化し、その運動を支える組織強化を図る目的で開かれました。

 最初に、植田保二・大阪安保事務局長が「戦争法廃止と辺野古新基地阻止のたたかい」と題して講演をしました。

 次いで各府県から安保の課題(基地・戦争する国づくりの実態)についての報告。特に「Xバンドレーダーが配備された京丹後市。迎撃ミサイルが整備所に保管されることになる舞鶴市。京都北部はミサイル防衛の拠点であるとともに、集団的自衛権行使の戦闘現場になる」との片岡明・京都平和委事務局長の報告は参加者に衝撃を与えました。

 午後は、岩月康範・日本平和委員会事務局次長が戦争法阻止の運動強化について提案のあと地域活動と組織強化の交流をしました。

 会議終了後は元町の中華料理店で親睦を深めました。


今月の言葉―

「ハリウッド映画の影響」

  「米国民がパスポート発給されるときに受け取る『注意書き』には『危機に際し米軍が救出してくれると、期待するのはハリウッド映画の影響です』と書かれている」 『大事なことは憲法が教えてくれる
(日本国憲法の底力』森英樹著 新日本出版社)