増勢で迎えた全国大会
(6月11~2日 神奈川県相模原)
ついに吹田平和委員会結成(5月20日)
《今月の言葉》
「答えは、誰にもわからない」
沖縄県議選で翁長与党大勝(6月5日)
遺体遺棄事件に怒りの抗議行動(5月20日)
平和ワイン会開催(6月3日)
オール沖縄旋風よ!さらに大きく強く吹け
5月8日大阪平和委員会結成60周年記念式典が天王寺区内で開かれました。
小林徳子会長による主催者挨拶の後文化行事。
俳優座の有馬理恵さんによる水上勉原作「釈迦内柩唄」と石川逸子の詩「砕かれた花たちのレクイエム」の一人芝居、ついでクラリネットとピアノのデュオ演奏が行われ、126人の出席者は拍手喝采を送りました。
最初に橋本敦元日本共産党参議院議員(大阪平和委名誉会長)の音頭で乾杯。特別ゲストの畑田重夫日本平和委代表理事は、大阪が6月の日本平和委定期全国大会に向けた会員目標1500を突破したことを報ずる日本平和委「活動推進ニュース」をかかげながら、「結成60年の大阪は戦争する国づくりに立ち向かうために必要な仲間づくりの面でも全国のけん引役となっている」と祝意を表明。次に千坂純日平事務局長が「大阪は仲間づくりだけでなく女性や青年を含め多彩で魅力的な活動で全国を励ましている」と祝辞(詳細は2面)。次に馮帆(ヒョウハン)中国駐大阪総領事館副領事が日中友好を深めようと祝辞。ついで宮本岳志日本共産党参議院議員、菅義人大阪労連事務局長、宮本英子国際婦人年大阪の会代表、穐久英明西淀病院内科医、岩田幸雄大阪原水協理事長から祝いのことばが述べられました。
その後、北野雅博常任理事が新刊パンフ「結成60年平和へのあゆみ」に基づいて大阪平和委の歴史、岩本悟青年協議会議長が青年沖縄ツアーなど1年間の活動について写真を使って振り返りました。
最後に、近藤正理事長の挨拶で60周年記念レセプションの幕がおろされました。
司会は片方真佐子副会長が務めました。式典中に会員5人と新聞読者2人が増え、結成60周年に花が添えられました。
大阪平和委員会第60回総会が60周年行事に先立つ午前67人の出席で開催されました。
総会は小林徳子会長の挨拶で始まり、多忙な中かけつけてくれた清水忠史日本共産党衆議院議員の連帯挨拶を受けました。その後事務局から2015年度活動総括と2016年度活動方針、15年度収支報告と16年度予算、16年度役員が提案され承認されました。
討論には西晃弁護士、寺戸大阪市議、神野東大阪市議をはじめ13人が参加。最後に仲間づくり顕彰で、会員3人以上拡大した19人と平和新聞・平和運動3部以上拡大した19人、会員1人または新聞1部以上拡大した青年会員6人に図書カードが送られました。また、50年会員4人(大澤満男、田村茂美、中島一郎、東田協直各氏)に図書カードが贈呈されました。
総会は9条のある社会を次世代に手渡すための拠点として2020年までに1800人の府組織を築くことを確認しました。
先日は記念パーティにご招待くださいまして誠にありがとうございました。あらためて貴組織の60周年を祝福いたします。おめでとうございました。
パーティに参加させていただいて、あらためて貴組織の輝かしい歴史の営みと輝きに強く打たれました。具体的に申しますと、他の都道府県のそれにはみられない若者や女性をふくむ層の厚さと、友誼諸団体との協力・連携関係の良好ぶりの2つです。これは、全国の組織が学ぶべき点だと思いました。
個人的なことで恐縮ですが、私にまで図書カードをお贈りくださり、感謝・感激でした。
私は直接には1人も1部も拡大したわけではなくて、間接的にいささかのお手伝いをしたにすぎませんでした。これこそ、上記の友誼諸団体との関係が上手くいっている何よりの証拠だと信じます。
6月の日平全国大会、11月の日本平和大会へ向けて、ぜひ全国の組織をけん引してくださることを切に願っています。
畑田重夫
憲法記念日の5月3日「憲法壊すな!戦争法廃止へ!おおさか総がかり集会」が扇町公園で開かれ、2万人が結集しました。
野党4党の代表挨拶の後の市民リレートークでは会員の高校1年生が「問題が起きても武力でなく話し合いで解決すべき」と訴えると大きな反響・拍手。
集会後、大阪平和委の隊列は、東大阪、西淀川、旭区、北区などたくさんの幟を立てて南天満コースをデモ行進しました。
今月の言葉―
「『資源』として『消費』」 |
青年学生部学生協が民青と合同で5月3日午前天王寺公園入口で「若者100人に聞く憲法アンケート」を実施。15人の青年たちは102人(10歳~40歳)の若者から回答を得ました。
ここでは詳しい結果は省略。以下に[考察]のみ掲載します。
アンケートでは、「憲法は変えなくてよい」「9条について変えるべきではない」という意見が半数近くを占め、「戦争したくない」「平和がいい」という思いの若者が多いことがわかった。さらに、97%が「平和のために何かやりたい」と回答していることから、その思いを行動に移したいと考えていることが見て取れる。
しかし、社会の動きや憲法の内容をよく知らないのが現状である。安全保障関連法の成立によって戦争する国へと向かっている今、若者の希望である「平和」は崩されようとしている。
私たちは「平和」を願うものとして、憲法が、国家権力から国民を守るものだということを知らせていく必要がある。憲法記念日の今日、若者にとって少なからず憲法について知り、考えるきっかけになったであろうこの取り組みは重要だ。引き続き、憲法を活かす取り組みを広げていきたい。
◇大阪平和委員会の仲間の皆さん、創立60周年、1500人を超す会員の実現、平和新聞・平和運動誌読者の3部門で史上最高の峰をつくって記念式典を迎えられたことに心からお祝いを申し上げます。
◇大阪の大奮闘に励まされて、全国大会開催地の神奈川、運動と組織で日々前進する埼玉、そして昨年の全国大会開催地・奈良の仲間などが、6月11日日本平和委員会全国大会に向けた仲間づくり運動で前進をつくりだしています。
◇次は日本平和委員会、全国の奮闘が問われています。全国大会までに1000人規模の会員・読者拡大を推進するため、私自身も奮闘する決意をここに表明したいと思います。
◇大阪のこの前進は、実に立体的な切れ目ない多彩な活動と、会員の要求にこたえた地域・職場・そして青年の元気な活動が結合して進んでいることが、なんといっても教訓的だと感じています。
戦跡ツアー、日本軍「慰安婦」との交流会、映画「ザ・思いやり」上映会、青年沖縄ツアー、若者憲法アンケート、戦争法廃止の署名や沖縄連帯行動などなど…平和の関心にこたえた幅広い活動を切れ目なく行っている。
西淀川や旭区など地域でも多彩なテーマの学習会や映画上映会などの活動を行っている。
そして、青年や女性を事務局や役員に加え、会議を年齢・性別・地域の枠を超えて活発に議論する場にしている。
その活動をHPやニュース、メディアを通じて広く発信する。
さらに、組織委員会を独自につくり、仲間や組織をどう広げるかを真剣に議論し、意識的に仲間づくりに取り組んでいる。
本当に全国的教訓に満ち溢れているのが大阪の活動です。まさに、一人一人の会員の要求にこたえた活動、平和のために何かしたい、学びたいという要求にこたえた活動がここにある。
◇おおさか維新の会は大嫌いですが、大阪平和委は本当に全国的に輝いている。これに学んで、こうした組織が全国に広がるよう、私たちも努力していきます
4月24日陸上自衛隊信太山駐屯地で創立59周年記念行事が開催され、大阪平和委から3人が監視行動に行きました。
観閲式では観閲官が「今、2000人の隊員が熊本の震災の救援に派遣されている」と述べた上で、安全保障法制(戦争法)には直接触れずに、「中国、北朝鮮の脅威論」を展開しました。
大阪平和委は4月9、10日奈良で初の一泊学習交流会をもち「総会までに会員を1500にしよう」と意思統一しました。
9日―最初に小林徳子会長が「憲法9条を瞳のごとく愛して」と題して中国大陸での戦争体験について講演。次に千坂純事務局長が「『戦争のできる国』に向けた準備が進められる中、こうした国づくりを打ち破る大きなチャンスも生まれている。『戦争法廃止2000万署名』の成功と参院選での安倍政権への審判がその決定的カギだ」と講演。
続いて基礎組織の活動交流―最初に中村西淀川事務局長が結成2年3カ月で会員3桁の基礎組織を築いた秘訣を伝授。次いで霜鳥天理市平和委事務局長が「柳本飛行場説明板撤去問題が大きな怒りとなり平和委員会の結成にいたった」と特別報告。次に吉田天王寺事務局長が結成後5年間の活動報告。
その後夕食・宿泊を挟んで10日昼まで仲間づくりについて全員発言でしっかり意思統一。
なお、司会は青年たちが担当。奈良4人を含め26人が参加。この行事が縁で中村西淀川事務局長は5月下旬奈良県平和委員会で仲間づくりの経験を報告予定。