「ピースエッグ」平和テーマにとことん議論
日米合同演習反対!あいば野集会に780人(9月11日)
天王寺ピースおおさか見学(9/14)
《今月の言葉》
沖縄連帯行動
高江へ府警機動隊を派遣するな
百聞は一見に如かず~高江にいっぺん来いや~ノリカツさんのヤンバル通信№4
和泉市広報自衛隊を特集
核兵器廃絶6・9行動(9月6日)
平和大会参加要請行動
9月17日午後「2016ピースエッグインおおさか」が信太山青少年の家でスタート。
日本平和委員会と大阪実行委員会=大阪平和委員会青年学生部・青年協議会が主催する青年による青年のための宿泊行事。
3日間にわたり少人数の班に分かれて平和を中心にとことん議論するとともに、楽しい仲間と一緒に時間を過ごすのがこのイベントの醍醐味。
北は北海道から西は岡山県と全国各地からやってきた青年たちは、オープニングの後、さっそく班ごとに自己紹介・アピールを行い参加の動機や抱負も語り合いました。
続いて青年たちは、「戦争体験を引き継ぐ」「憲法を学び、好きな条文を見つける」「平和ってなんだろう?」「競争教育の実態は」など6つの分科会に移り、講師やパネリストの話を聞き、納得がいくまで質問討論を続けました。
このピースエッグには延べ90人近い青年が参加する予定です。彼らの成長が楽しみです。
なお、第2分科会でパネリストを務めた「あすわか」の女性弁護士が入会してくれました。これから憲法改悪反対のたたかいが重要になるなか、大きな役割を果たす弁護士が仲間になってくれたことは嬉しい限りです。
9月11日午後、高島市今津町住吉公園で標記の集会が「ふるさとをアメリカ軍に使わせない滋賀連絡会」主催で行われ、愛知県や関西6府県から780人が集まりました。
集会では沖縄県選出・伊波洋一参院議員が、「今、米軍機が勝手気ままに上空を飛行するなど沖縄県・高江、あいば野演習場をはじめ日本中が米軍の訓練場にされてしまっている。こんな事態を止めるため、沖縄県民と本土のみなさんが連帯してたたかう必要がある」と連帯挨拶をしました。また、宮本岳志日本共産党参院議員は「あいば野での日米合同訓練は安保関連法(=戦争法)発動に向けた訓練だ。こんな物騒な訓練には反対しなければならない。また11月南スーダンPKOに派遣される自衛隊員に新任務(「駆けつけ警護」や「宿営地共同防衛」)が付与されれば、戦後初めて自衛隊員が「殺し殺される」戦闘に巻き込まれてしまう。こんな事態は平和憲法にかけて何としてもくい止めよう」と訴えました。
集会後、参加者は同公園を出発し「日米合同演習はやめろ」とコールしながら市中をデモ行進し近江今津駅で解散しました。
なお、この集会には大阪平和委員会事務局以外に、旭区、北区、堺、吹田の各平和委員会から多数会員が参加しました。
また、8月24日集会に先立ち近畿中部防衛局に対して上羽大阪平和委員会事務局長を含む23人が参加して「あいば野での日米合同演習の中止を求める申し入れ」行動を実施しました。
9月14日、天王寺平和委員会・九条の会は13名の参加で会館内を森田敏彦会員のガイドで見学して、終了後、昼食を取りながら交流しました。
ピースおおさか(大阪国際平和センター)は1991年9月戦争反省と恒久平和追求の高い設置理念をもとに旧大阪砲兵工廠跡地の一角に設置されました。
そして昨年会館内をリニューアルしましたが、かつての侵略戦争の加害に触れないなど展示内容が大幅に変わりました。新しい展示は各方面から批判されていますが、いったいどのように変えられたのかを考えてみるのが見学の目的。
「きれいに展示されすぎて、戦争に屈した感じがする。」などの感想が寄せられました。
今月の言葉―
「全国最大規模の日本会議支部誕生」 |
大阪平和委員会は9月15日昼、近鉄上本町駅頭で天王寺、生野両平和委員会の仲間計8人で沖縄連帯「15日行動」を実施しました。買い物などで行き交う人に「大阪府警による高江への機動隊派遣、村民弾圧は中止させよう」「安倍政権は県民の心を踏みにじる米軍基地を押しつけないで」と呼びかけ、日本平和委員会作成の「沖縄・高江にも辺野古にも米軍基地はいらない」と訴えるチラシを配りました。
わずか30分余の行動でしたが、安倍暴走政権による民主主義と地方自治、個人の尊厳をふみにじる沖縄県への米軍基地押しつけに怒っている人が多く、「沖縄・高江でのヘリパッド工事中止を求める」署名は計21筆集まりました。
9月14日午後、上羽大阪平和委員会と植田安保破棄大阪実行委員会両事務局長が大阪府警本部長に「沖縄県・高江への機動隊派遣中止の申し入れ書」を提出しました。
府警側は4人が対応。「…(聞き置くだけ)」「警備上の問題でお答えできない」とのらりくらりとした応対に終始しました。最後に、要請書に対する回答を後日連絡してもらうことで要請行動を終了しました。
なお、この要請は朽原亮日本共産党府議の力添えで実現したもので、同議員も同席しました。
高江の森を揺るがす自衛隊ヘリの爆音。見上げれば、「工事用車両」が数十メートルのロープで吊り下げられて飛んでいる。いったいこれは何や。何なんや。眼下に広がるヤンバルの森。イタジイやリュウキュウマツ。亜熱帯照葉樹林の緑豊かな森が、はるかかなたまで広がっている。世界の希少植生物が5000種以上いるといわれ、絶滅危惧種と言われる貴重な生物も数多く生きている。
北緯26度の地球を見渡せば、ほとんどが海と砂漠。太平洋と東シナ海に囲まれた、この沖縄の島のような多様な生物が棲む緑の島は、ここより外に無いことがわかる。地球上の命の島。地球の宝物。33番目の日本の国定公園。世界自然遺産を目指す島。
その上を自衛隊の大型ヘリコプターが、米軍基地を造るためにせっせと働く。それも「未亡人製造機」と言われる「オスプレイ用ヘリパッド」を造るために。
地上では「森を守れ、命を守れ、私たちはただ平和にこの森で暮らしたいだけ」「森が泣いている」「戦争は嫌だ」と、150名の住民と全国からの支持者が集まって、やんばる、頑張る、と踏ん張っている。
現場は県道70号線が一本走るだけ。そこに毎日「大名行列」と揶揄される光景が出現する。建設資材を積んだ大型ダンプ10数台を工事現場に入れさすために、その前後にパトカー、警察車両、そして「かまぼこ」と呼ばれる装甲車(弾圧のための機動隊員が500名乗っている)、更に防衛省の職員、民間のガードマンなどの車が延々と続く。
これほどまでして、アメリカのために、日本の血税を浪費し、環境を破壊し、住民を弾圧し、民意を無視する。民主主義とは名ばかりの日本の「今」が現実としてある。
これが美しい国つくりの基礎かつ鉄則だそうだ。
回文 ヤンバル聞いて見て生きる番や
「やんばるきいてみていきるばんや」
8月末、和泉平和委員会の寺田会員より同市の広報9月号(693号)に「来年で創立60周年 陸上自衛隊信太山駐屯地」と題する特集記事がトップで掲載されているとの報告が送付されてきました。
1頁目は「防衛」「災害派遣」「国際協力」の3つの任務紹介、
2頁目は万が一災害が起こったら…「頼れる存在」、いざという時のために―すぐに対応できるように訓練、
3頁目は新隊員2人へのインタビュー、団結力が大切―7月、市職員が研修のために体験入隊、中学生の職場体験、
4頁目は夏休みちびっこ体験、予約制の部隊見学など信太山駐屯地の市民への開放、自衛官募集についての記事。
きな臭い動きは注意が必要!
9月6日大阪原水協は正午より近鉄上本町駅頭で「6・9行動」を実施しました。1時間足らずの宣伝行動でしたが、13人と参加者が多いこともあり「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」が26筆、カンパが千円寄せられました。
この行動には天王寺、生野平和委員会からも会員が参加しました。
9月14日大阪平和委員会、大阪原水協、大阪安保の3団体は来月開催される「日本平和大会イン三沢」の参加者(目標40人)を広げようと18労組・団体を訪問しました。