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とりくみ予定・新着など

◆「平和新聞」大阪版
(2017年3月25日 2134号)

キャンドルの力 朴大統領を弾劾

◆韓国の友人から日本語で便りをいただきましたので紹介します。

今月の言葉

◆「トランプはイスラム排斥、安倍は中国排斥」

「森友学園」は安倍政権の改憲後の学校像

◆西淀川平和委員会は「〝森友学園〟問題ってどうなん?」「〝日本会議〟って何」の切り離せない疑問を解こうと学習会を36人の参加で開催(3/13)

三・一ビキニデーに青年学生4人含め29人参加

◆辰巳洋平さんと梶原直人さんの参加感想文

全員参加型の総会

◆天王寺平和委員会第7回総会を32名の参加で開催(2/25)

[福山功勝さんのヤンバル通信№9] 

◆「無法が続くどこまでも」
「平和新聞」大阪版PDF版
◆2134号大阪版(2017.3.25)
◆2131号大阪版(2017.2.25)
◆2128号大阪版(2017.1.25)
◆2127号大阪版(2016.12.25)
◆2124号大阪版(2016.11.25)
◆2122号大阪版(2016.11.5)
◆2119号大阪版(2016.9.25)
◆2116号大阪版(2016.8.25)
◆2114号大阪版(2016.7.25)
◆2111号大阪版(2016.6.25)
◆2109号大阪版(2016.5.25)
◆2104号大阪版(2016.3.25)
◆2101号大阪版(2016.2.25)
◆2098号大阪版(2016.1.25)
◆2097号大阪版(2015.12.25)
◆2094号大阪版(2015.11.25)
◆2092号大阪版(2015.10.25)


韓国の友人から日本語で便りをいただきましたので紹介します

 キャンドルの力 朴大統領を弾劾

 3月10日、韓国の朴大統領に憲法裁判所からとうとう「罷免」の宣告が下されました。最初、それが信じられなくて、ぼーっとしていました。夕べから心配で心配で眠れない私だったけれども、とうとう待っていた結果が出たのにも関わらず、不安でした。そうです。今までの政治はいつも私たちを裏切ってきたからです。誰がみても朴大統領の罪が明らかなのですが、いままでそうしてきたようにまた真実が隠されるかもしれない、弾劾が棄却されるかもしれないと心の隅っこでは不安感がありました。これが「不信」ということでしょうね。

 ですが、今回は違いました。いや、これからは違うと思います。とうとう罷免されたのです。憲法が勝ちました。国民が、市民が勝ちました。真実が、正義が勝利しました。うれしくてうれしくて涙が出ました。

 昨年10月29日から私たちは土曜日毎にキャンドルをもってソウルの世宗大路に行きました。これ以上我慢できない。もうやめてほしいという意見を伝えたかったのです。犠牲者295名、行方不明者9名が出た「セヲル号の事故」からこの政権の無能さはもうピークに達しました。

 それにあの無能な大統領を操っている人がいたなんて。しかも自分たちの私利私欲に国民の税金を無駄遣いしていたなんて。毎日毎日信じられないニュースは自分の耳を疑うほど衝撃でした。もうこれは国ではない。恥ずかしい。これ以上傍観するわけにはいかないと思いました。 

 この国の主人公は私たち国民だ。国の権力は国民から出るという憲法の精神をもう一度胸に刻みながら、子供を連れて毎週参加しました。こういうのを子供に教えたかったのです。見せたかったのです。雨が降っても、雪が降っても、とても寒かった日にも声を出すために、そして集まっているみんなを守るために、足を運びました。確かに子供もつれていたので、最初は怖かったのですが、みんな平和集会をつくろうと努力していたので、だんだん怖さもなくなり、まるで祭りのように楽しくなりました。歌ったり踊ったりしながら、声を出しました。寒かったのですが、心だけは温かかったです。私と同じ考えを持っている人がこんなにいるんだ、大韓民国はこんなに生き生きしているんだ、私たちの未来は明るいと思うと一層力が湧きました。

 3月11日に最後の第20次キャンドル集会がありました。20回のキャンドル集会で1600万人も参加したそうです。その力が「大統領弾劾」という新しい歴史の一ページを開いたと思います。100万人が集まっても200万人が集まっても秩序整然と動いた皆を褒めてやりたいです。皆さんお疲れ様でした。弾劾を祝うキャンドル集会でも皆これが最後ではない。これからがもっと重要だといっています。皆えらいです。

 キャンドル集会で私たちは憲法をまた勉強したし、政治に関心を持たないとどういう結果がでるのかもわかりました。政治と自分の生活がどんなに密着しているのかも感じたし、そのため政治を傍観するわけにはいかないということを切実に感じました。

 これからがスタートです。新しい大韓民国、戦争の心配のない平和な大韓民国、住みやすい大韓民国をつくるためにキャンドルの力を合わせるときだと思います。大げさに聞こえるかもしれませんが、自分がいるところで最善を尽くしたいと思います。母として子供をちゃんと育てたいと思います。私一人の小さい努力がきっと大韓民国を変える力になると思います。

《今月の言葉》

「トランプはイスラム排斥、安倍は中国排斥」

 
 トランプが選挙戦の中でメキシコからの移民やイスラムなどの排斥を主張してきたことはよく知られていますね。アメリカの普遍主義によって痛みつけられたと感じている人々の前に、明確な敵を示して、彼らへの敵意でもって支持を糾合しようとしたわけです。これは安倍政権が中国を敵視して日本でやってきたことと同じですね。

(『現代思想』1月号 青土社 西谷修)

西淀川平和委員会は「森友学園」問題で学習会(3/13)

「森友学園」は安倍政権の改憲後の学校像

 西淀川平和委員会は、3月13日夜、「〝森友学園〟問題ってどうなん?」「〝日本会議〟って何」という二つの切り離せない疑問を解こうと講師二人を招いて学習会を36人の参加で開きました。

 最初の問題については、松下三吾共産党豊中市議が報告。籠池理事長が同市野田町にある国有地をタダ同然で手に入れたからくりを詳しい年表を使って解明しました。

 二つ目の問題については上羽大阪平和委事務局長が報告。

 〝森友学園〟問題について「海外のメディアは、土地売買のことより、憲法〝改正〟を目指す安倍政権と〝愛国教育〟を掲げる〝森友学園〟の思想的共通性に警戒心を抱いている」と指摘しました。

〈参加者の感想〉
「森友学園の土地問題を年表にしてもらって、改めて経過が良く分かり、絶対安倍が関わっていると実感した。学校教育や保育園にまで国旗・国歌を親しむことが強要されるところまできたか!と身震いする」「日本会議のことが良く分かった。特に教育は恐ろしい。世界の情勢を見ながら、地元でこつこつ活動して行くことが大切だと!」

参加者お二人の感想文

3・1ビキニデーに青年学生4人含め29人参加

 2月28日~3月1日ビキニデー集会が開かれ、核兵器廃絶に向け学ぼうと全国から1700名(大阪29名)が参加しました。
以下は、その参加感想文です。

〈関西共同印刷所労働組合 辰巳洋平25歳〉
 今回、ビキニデーに初参加させてもらいました。ほとんどビキニデーがどういうものかわかっていない状況での参加でした。

 水爆実験がマーシャル諸島のビキニ環礁付近で行われたということは知ってましたが、人体への影響を調べるためにマーシャルの島民には一切知らせず、実験を行い、被爆させたというのを知り、憤りを感じました。これほど非人道的な兵器を開発してはいけないと思いました。

 また、水爆実験が行われた場所から100キロほど離れた場所で、日本のマグロ漁船「第五福竜丸」の無線長であった久保山愛吉さんらが被爆し、被爆からわずか半年で亡くなったことを知りました。水爆を含め核兵器は廃絶すべきだと感じました。被爆国として、日本は核兵器廃絶を訴えてほしいと思いました。

〈関西共同印刷所労働組合  梶原直人35歳〉
 2回目の参加ですが改めて、核の恐ろしさ、平和とはなにかを考えさせられる集会でした。分科会では放射線の恐ろしさをテーマに原発問題、福島県からの避難者の声などが討論で出されました。福島県から引っ越ししてきた子ども達は学校でいじめられ、大人でも嫌味を言われ、あの事故がなければと思うと胸が熱くなった分科会でした。
 今回はバスでの移動でしたが、クイズなどもあり良かったと思います。昼食のうなぎと海鮮丼は絶品で満足でした。

 これからの平和活動は、労働組合と会社と平和委員会で盛り上げていくべきですし、何も知らない若手にこういった集会に参加してもらい学んでいってほしいと強く思いました。僕自身も勉強になりました。ありがとうございました。

天王寺平和委員会第7回総会を32名の参加で開催(2/25)

全員参加型の総会

 2月25日(土)天王寺平和委員会第7回総会が区内において32名の参加で開かれました。

 1部では天王寺9条の会代表世話人の森田敏彦さんが「ある兵士の手紙を読む」と題し報告。

 瀧本二三男さんは戦地からの手紙85通を残しました。瀧本さんは1936年徴兵(20歳)、翌年8月28日、上海戦線で負傷し、内地に送られ姫路陸軍病院、後に高知赤十字病院で療養(21歳)。回復するたびに3度徴兵、そして1947年復員(31歳)。その約10年間の葉書や手紙の一部を紹介し、ひとりの兵士の心情が語りあかされました。

 休憩をはさみ、石井真幸さんの指導で「リンゴの唄」「どこかで春が」をみんなで合唱。

 2部は総会。大江憲夫代表挨拶の後、来賓の近藤正大阪平和委理事長が天王寺平和委が発足にいたる経緯や、平和委員会の役割、仲間増やしの大切さについて述べました。そして1年間の運動の総括、会計報告、方針、新役員体制を全員一致で確認しました。

 総会では参加者全員が平和への思いを熱く自由に語りました。


[福山功勝さんのヤンバル通信№9]

無法が続くどこまでも

 安倍政権にとって沖縄は恥部です。我々にとって沖縄は、民主主義の道場であり、生きた教材です。

 国は昨年末の最高裁での違憲訴訟判決の勝訴を「錦の御旗」に、再び辺野古の埋立工事に着手しました。鉄棒やロープのついたフロートを、臨時制限区域の周囲全長9500mに張り、海上フェンスを作り上げました。そして護岸工事のための汚濁防止膜を設置するために、コンクリートブロック228個を投入し、今月中には完成する予定です。

 ところが設置する汚濁防止膜は、海面下7mの長さまでしかなく、水深数十メートルもある大浦湾の美しい海がたちまち汚れる心配があります。

 ほかにも不可解なことがいくつかあります。昨年3月まで行われていた海底ボーリング調査で、24カ所のボーリング調査のうち、23カ所が調査済みのところに、日本で最大級の掘削船「ポセイドン」がなぜ新たに必要なのか。推測するに、サンゴ礁の隆起によってできた沖縄の島の地質上、空洞の地盤に土砂を搬入することになる可能性もあり、場合によっては基地そのものの建設に支障が出る可能性さえ指摘する人もいます。従ってあと一か所ではなく、かなりのボーリング調査の必要可能性が出てきています。

 また高江のオスプレイパッドでは、ずさんな工事が日ごとに明らかになっており、工事のやり直しなど、工事費の途方もない増大で、N1地区では1億9千万円から11億6千万円、G地区では2億1千万円から11億3千万円と当初の5~6倍に膨らんでいます。最終的には辺野古・高江とも予算の10倍以上の費用になるといわれています。

 3月31日で、辺野古の岩礁破砕期限が切れます。国はこの点についても許可の更新不要という態度で臨んでくるようで、話にならない無法ぶりが明らかです。