(案内ビラ PDF)
核兵器禁止条約交渉会議へ 山本樹新事務局員
布施祐仁氏講演会
九条を守りたい若者3人に2人
日本平和委員会関西ブロック会議大阪で開催(4/29)
大阪平和委員会委主催で、「世界三大宗教めぐり」ツアー(4/8)
軍学共同反対集会(大阪平和委員会、大阪革新懇、日本科学者会議大阪支部の3団体共催 5/12)
[福山功勝さんのヤンバル通信№10]
『今月の言葉』
「核なき世界」の実現に向け、3月27日~31日にニューヨーク国連本部で開催された「核兵器禁止条約」交渉の第一会期は、多くの国の政府代表と研究者・市民の参加によって成功を収めました。
6月15日~7月7日にかけて開催される第二会期は、条約の採択に向けた具体的な交渉となり、核保有国をはじめとする禁止条約に反対の立場の国による干渉もより一層激しくなることが予想されます。人類史上でも重大な局面を迎えることになると思われます。
世界で初めて核兵器「そのもの」を違法化する「核兵器禁止条約」に唯一の被爆国である日本の政府代表は反対の立場を表明し、第一会期の交渉を棄権しました。被爆者をはじめとする多くの日本国民の想いと大きくかけ離れた政府の立場を強く批判する声がテレビ・新聞・SNSを通じて世界中に巻き起こりました。
「核なき世界」への歴史的な転換点の今、大きな役割を果たしているのが世界中の市民の活動です。6月15日~20日にかけて大阪から9名(うち5名が青年)が代表としてニューヨークに派遣されることになりました。核兵器廃絶運動をリードする世界中の市民と交流し、一緒に「No Nukes(核兵器廃絶)」と訴えます。
つきましては、核兵器廃絶を求める「ヒバクシャ国際署名」の一層の拡大とニューヨーク派遣の支援募金にご協力のほどよろしくお願いします。
みなさんの「核兵器なくせ」の声を国連に届けて来ます。
4月23日午後、大阪平和委員会青年学生部・学生協は、大阪市内で年次総会を開催し、新年度方針と役員を決めました。
次いで「布施祐仁〝平和新聞〟編集長講演会」を開催し71人が参加しました。
布施編集長は、豊富な資料と写真を使い「南スーダン日報問題と経済的徴兵制」について1時間以上にわたり熱弁をふるいました。
次は、寄せられた感想文の一部です。
〇「南スーダン、自衛隊のこと、くわしく知ることができました。ありがとうございました」
〇「〝経済的徴兵制〟のこわさを知りました。若い人たちが、仕事が安定しくらしが安心していける社会が必要だと思いました」
〇「こういった企画を府内各地で行ってほしい」
この講演会は、講演の中身が素晴らしいものであった上に、三重県のジャーナリスト、府職労の委員長など参加者の顔ぶれが多彩だったのも特徴的でした。
憲法記念日の5月3日、青年学生部が大阪城公園で「若者憲法アンケート」を15人の参加で実施。
今回で4回目のアンケート。2時間かけて110人から調査しました。
この調査で「平和のために何かしたい」と答えたのが93・6%、「9条を変えるべきでない」と答えたのは65・5%でした。
この調査の結果、若者の3人のうち2人が「9条を守って平和のために何かしたい」と考えていることがわかりました。
なお、「毎日新聞」の若い記者が1時間半ほどこのアンケート行動を取材、アンケートに答えた若者に「毎日」としてあらためて調査をし直す取材方法をとっていました。この若者憲法アンケートについて5月4日付「毎日新聞」に報道されました。
4月29日、日本平和委員会関西ブロック会議が大阪で開かれ関西6府県から30人が参加。会議では小松正明大阪原水協事務局長と福山功勝ヤンバル統一連事務局次長が「核兵器禁止条約」交渉問題と辺野古新基地建設問題についてそれぞれ報告し、その後各府県の組織・財政強化と運動につい全員発言で交流をしました。
大阪が都島区での組織の再建と〝街おこし〟の一環として京橋商店街で見せて人垣ができた紙芝居「おきくの冒険」(写真)を披露しました。
《ウの目ハトの目》
4月8日、大阪平和委員会主催の「世界三大宗教めぐり」ツアーに参加。欧米各国でイスラム教を排斥する動きが加速するなど宗教的差別と不寛容が問題になっています。そこで仏教・イスラム教・キリスト教を実感しようという試みです。大阪宗教者平和協議会事務局長がガイド役。まず訪れたのは有名な般若寺(奈良市)。現れた住職は作務衣に長靴姿。原爆の火が灯る平和の塔のある寺です。
つぎはイスラム教の大阪茨木モスク(大阪茨木市)。モスクを訪れるのははじめて。イマム(指導者)は戒律・祭儀の規定を集めた分厚いコーランを前に、ゆっくりと英語と日本語まじりで話されました。イスラム教徒は①唯一神アラーを信じ、②一日に五度メッカ(日本では西方)に向かって礼拝し、③ラマダンの月(イスラム暦の9月)に断食する、④喜捨(貧者への施し)、⑤メッカ巡礼という5カ条を守らなければならない。日常生活と密着した宗教だと解りました。
最後はキリスト教の千里山教会(吹田市)。牧師をはじめ、お会いした皆さんが熱く平和について語っておられたのが印象に残りました。
軍学共同反対集会
(大阪平和委員会、大阪革新懇、日本科学者会議大阪支部の3団体共催 5/12)
大阪平和委員会は、5月12日大阪市中央区で「軍学共同いらない!市民と科学者のつどい」(大阪革新懇と日本科学者会議大阪支部との3団体共催)を110人以上の参加で成功させました。
最初に、「軍学共同反対」連絡会共同代表の池内了名古屋大学名誉教授が講演。池内先生は、安倍政権のもとでの「軍学共同」の急速な動きに警鐘を鳴らした上で、「科学は、一つの国家や、時の政府や、軍のためではなく、世界の破壊のためではなく、世界の建設のために尽くすという国際性をもつ。ここに憲法が23条で学問の自由を保障している意図を読み取らなければならない」と述べました。
次に、大阪大学と関西大学の現職の教員が軍学共同をめぐる動きについて報告。
次いで市民と科学者の交流に入り、「ママの会」の女性など10人近い参加者が発言。平和委員会青年学生部所属の高校二年生が「軍事研究をするような大学に行きたくない」と発言したのに対し、大阪で初めて軍学共同研究を始めた大阪市大の教員が「学内は賛成、反対、無関心と3等分された状態。高校生の言葉を重く受けとめ、遠慮せず批判の声をあげ続けたい」と発言すると大きな拍手がおこりました。
最後に、上羽事務局長が「つどい」のまとめを行い、「軍学共同いらない!市民と科学者の会」の発足を宣言し、軍学共同を許さないため今後学習、抗議・宣伝行動に取り組むことを提起しました。
なお、「つどい」では山本事務局員が5月21日に東京で開かれる「若者憲法集会」3人の代表派遣へのカンパを訴え6万円弱のカンパが寄せられました。
政府は、共謀罪を導入する口実として、筋違いにも「テロ対策」をあげているが、ほんとうの意味で「テロに屈しない」社会を創るためには、この平和的生存権の理念のもとに自由、民主主義、平和を求める市民として、全世界の人々と手を携えていくことが本筋である。
(『季論21』№36 2017春号 小沢隆一)
3週間ほど帰阪していたため、また「辺野古K9護岸工事着工」の「踊る新聞の見出し」の真偽のほどが知りたくて、5月8日から13日までの6日間、キャンプシュワブゲート前の座り込みに「出勤」。
8日(月)晴れ、もう夏の天気。現地到着直前から赤色灯の煌めく警察車両が見えてきた。すでに機動隊がゲート前に来ていてゴボウ抜きが始まっていた。参加者40名。機動隊が3人一組になって担いで排除。その間資材を積んだ工事用車両が県道を占拠。渋滞が起こる。8時50分から9時20分まで工事用車両16台を止めるが、機動隊に守られてダンプなどがキャンプ内へ。
9日(火)晴れ、座り込み参加者20名。ダンプ8台来るとの情報で、機動隊が我々の排除に動く。11時から30分止めたが、排気ガスを残してキャンプ内に。出ていくダンプも8台。13時30分、車で対岸から大浦湾を見ると栗石運搬用のクレーンが林立。本格工事始まると宣伝しているが、栗石を水際に置く程度でパフォーマンスの域を出ていない。しかし環境団体などは自然を壊していると強く批判。翁長知事の「撤回」への期待と不安が交錯する。
10日(水)晴れ、8:00から11:00、一斉行動日のため参加者200名。米国ニューヨーク州からの妙法寺信徒などが挨拶。ダンプは現われず。
11日(木)晴れ、9:30~11:30、平和行進参加者など挨拶。参加者180名。午前中ダンプ現れず。
12日(金)晴れ、9:00~11:30、30名参加。午前中ダンプ現れず。
13日(土)大雨、雷、議員出席の日でしたが天気最悪の日。急遽ゲート前をやめ常設のテントでの集会。参加者300名。大雨のおかげで工事用車両は午前中現われず、テントはさながら「辺野古総合大学」に早変わり。全島から来ている島ぐるみ会議の様々な連帯の挨拶。コント、替え歌などもあり笑いの絶えない連帯集会となった。誰も諦めていない。